都議選の出口調査(地方政党、中央政党の違いは)

出口調査(NHK)を始めて受けたけど、"調査票" を設計するのって難しいのかなぁと感じた。
少なくともその調査票の候補者を支持する理由に、自分の理由がなかった。
そして「その他」がなくて、空欄回答しようとすると、もごもご言われたので、
強いて①経済政策 を選んでおいた。


おそらく地方選挙の定型テンプレートみたいなのがあって、
それを使っているのだろうなと推測。
まぁ、逆にそうしないと、何かの圧力で、意図的に、質問変えてしまってもよくないからね。


少なくとも自分の場合は、参院選の前哨戦というくらいなので、
中央政党がこうだから、地方政党だけど〜〜党の候補者を選びました。
しかし、質問票はおそらく地方政治を想定していて、
外交問題とか、日中関係、日米同盟など、国政レベルでの中央政党の政策が選択肢になかった。


さらに、調査票の後半は、中央の話で、安倍政権の経済政策を支持するかとか、
次の参院選で誰を支持するかとかであった。


そこで考えたのが、地方政党と、中央政党の違い。
同じ名前でも、〜〜県……党と、国会議員の……党って結構考え方も行動も違いますよね。


前半の質問と、後半の質問は、 全く別で、
前半の質問は、地方政党(候補者)に対する話で
後半の質問は、中央政党(候補者)に対する話です。
自分は、中央政党に対する意見をもってして、地方政党の投票を行ったので、
前半の質問に対する回答、選択肢がありませんでした。


個人的な意見では、前半の選択肢には、「その他」を加えるべきなのと、
以下のような理由で、前半の質問と、後半の質問の結果は、統合してはいけないということです。


もしこの調査票を集計、解析する人が、そういう事情を想定していない場合
前半の、投票した理由を、国政に対する考えにまであてはめてしまう危険性がある。


もう少し噛み砕いていうと、たとえば
前半の(今回の支持理由の)回答と、後半の質問(参院選の支持政党)を結び付けて、
参議院選で〜〜党に投票しようとする人(後半の回答)は、……(前半の回答)…… という考えを持っている。とされてしまうと、
前半の選択肢に、「外交」「日米同盟」「日中関係」 などといった選択肢がないので、
「外交を理由に、某政党を支持する人はいない」 という結果になるのではないかと思います。


各設問ごとを解析することをいいですが、
この質問票の複数の設問を統合して、有権者の意見とするのは
危険なことだと感じました。そういう報道がされなければよいですが。