http://anond.hatelabo.jp/20130224175755


東大の大学院生(の一部)は「東大生」を名乗るな 、という記事ですが、
一部同感。
学歴ロンダという言葉があり、そういう人たち一般を批判する人もいるようですが、
この記事の著者は、たぶん、そういう人たち一般を批判しているわけではなく、
後述するような、向上心なく自己研鑽を怠る人たちを批判しているのではないでしょうか。


実際、その大学の大学院課程(修士課程や博士課程の)学位だけ欲しいというだけで、大学院に入ってくる人も大勢います。


そういう人は、自分の学位に関係することだけに集中して、その先を見ていないので、
自分で知識やスキルを向上させることもしないし、後輩に指導したりということもないし、
くだらない話ばかりで、ディスカッションもろくにしない(できない) 人が多いです。


自分が見た一番ひどい例は、「学位だけとりに来たので、それはわからないよ」 と平気で言うひと。


また、理系なのに、数や数式に弱い人たちが入ってきて、さらに上記のように、向上心がないと
ディスカッションの対象にならないことも多いですね。
そういうところを自分で問題意識をもって、改善してくれればいいんですが。


確かに、日本の学校制度の枠組みの中で、大学まで真面目に勉強してきた人からすると、
大学院で、学力の低い人と一緒にいるのは、物足りないですよね。
その学力の低い人たちが、成長できない大学院であれば、なおさら一緒にいてツライですよね。


私が考えるに、これは、日本の大学、大学院の制度の問題だと思います。
きちんと、各研究室が機能している (研究業績をだし、新しい人を育てている) かのチェックが入っていれば、
上記のように、やる気のない人は入ってこなくなると思いますし、
その時点で、学力がたまたま低くても、そこで教育すればよいだけの話なので。
教育してもダメなら、卒業できないだけだろうし。。
しかし、今の日本の研究室は、多くが教育できない体制 (人手不足と、教育しても誰からも評価されない)。。。(;;)


個人的には、一部の既定路線に乗ってきた人以外にも、研究には参加するべきだと思うので、門戸は広くしておくべきだとは思いますが、向上心がなく自己研鑽を怠るひとと、向上心や自己研鑽に励む人は、一緒にしないほうが良いと思います。


外国(アメリカ)のように、実績のだせる研究室 や人を育てられる研究室 が残っていくシステムにするべきでしょうかね。