研究の透明性や、日本社会において plagiarsm の認識について

STAP細胞云々とか、博士論文云々の問題は
日本の科学界や、教育の問題を露呈したのではないかと思う。


おそらく一個人の問題ではないと思う。


STAP細胞自体については語れるほど Pluriopotency に詳しくないのでなんとも言えないが、
そもそも、普段から実験や、データをラボ内で共有していれば、こういう問題起こらないと思います。


結構同じラボ内でも、グループ毎に別々だったり、
2人くらいで、データまとめてるところって多いと思うんですが、
そういうところでは、こういう作られたデータは起こりうると思います。


なので、もっと研究過程をオープンにしていく必要があるのだと思います。
日本だけの問題ではないのかもしれないですが、日本はこの傾向が強いですよね。人の入れ替わりも少なかったりして、不正行為を生みやすいと思う。


また、論文の盗用問題に関しては、日本では、そういうことに関して、あまり教えられないですよね。
教えられないからやってもいいというわけではないし、
論文の場合は、「人の書いたものを自分のもののように書く」ということになってしまうので、
手柄を盗んだようになるので、直感的に、いけないこととはわかるはずですが。


でも、日本ではあまりそこが強調されてないと思います。


そもそも、中学や高校の、日本語の国語の文章の要約問題では、
文章中の一文をそのまま使うことで、不正行為とされることはないと思います。
自分の場合、国語が苦手で要約問題の時に、よくそのまま何文か使っていました。そこに、何文か自分の文章を加えるような感じですね。


アメリカだと、これって不正行為というか、減点対象や、量によってはゼロ点になるんですよね。
少なくとも、能動形を受動形にするとかでもいいので、なんらかの変化をさせないと減点されます。
いわゆる、plagiarism に非常に敏感です。


また、生物の授業でも、自分は医学部の授業を通して、plagiarismについて一度も聞いたことがなく、直感的にいけない行為だと思っていました。
一方、アメリカの授業だと、1,2回目くらいに、かならず、plagiarism が話題になっていました。 そして、非常にいけない行為だと、口酸っぱく言っていました。


さらに、応募書類においても、コピペに対する警告がありますが、日本の就活でエントリーシートの plagiarism チェックの話もあまり聞いたことがありません。


だらだら書きましたが、要は今回の一連の事件から、
1.研究の透明性を確保する必要があるということと、
2.plagiarism に日本社会全体が注意を払うべきだと
思いました。