未来の医療

オーダーメイド医療がさけばれて、久しいが、徐々に現実化はしてきているのだろうか。


今の時代はゲノムをフルシーケンシスできるので、近い将来
腫瘍の場合は、腫瘍細胞と、正常な個人の細胞を比較して、そこから代謝の違いや、細胞生存に必要な因子の違いを推定し
その違いに効く薬を投与するという感じになるのか。
どちらかというと、個々の事例に応じて戦略を立てるという感じ。


こういうのはある意味、当てずっぽう的な要素を含んでいるので、日本では非常に難しい治療のような気もする。
(※あてずっぽう的というのは、飽くまで、今の科学で予測できる範囲。実は、その選択した薬は一番効きにくい薬かもしれない。)


それに比べて今行われている、エビデンスに基づいた医療は、確率的にどうと言っていて
ある意味常に正解な医療が行われる。(確率的と断言しているので、はずすこともあると断言している。)


問題を解くみたいで、戦略を立てて治療するというのが面白そうだが、
馬鹿に戦略を立てられると、患者にとってはたまったものではないような気もする。